ルテインと動脈硬化

眼や肌を光から防御してくれるはたらきのあるルテインは、心臓血管とも関係があるようです。

 

心臓血管とルテイン
血清中にあるルテインは、動脈の壁の厚みと関係があるようです。これは動脈硬化の原因の一つです。「ロサンゼルスアテローム動脈硬化研究」では、アテローム動脈硬化に対する、ルテインの効果がどのようなものかという研究がなされました。

 

ルテインと心臓の関係
善玉コレステロールの高密度リボタンパク質(HDL)にも、ルテインは存在しています。悪玉コレステロール(LDL)が参加するのを防止する役割があるようです。1994年に行われた研究で、フランス人が心疾患にかかりにくいのは、ルテインが多く含まれている食材を摂取しているからだとされました。勿論これだけが原因ではありませんが、緑黄色野菜を多く摂取するのは大事なことと言えるでしょう。

 

動脈硬化に対するルテインの働き
食生活の乱れによって、コレステロールが増えて動脈硬化が問題になっています。ルテインと動脈硬化には何らかの関係があるようです。マウスを使った実験によると、ルテインを補充した場合、動脈病変の大きさが44%も縮小したそうです。また、LDLの酸化も78%減少したようです。さらに、ルテインは酸化によるダメージを受けた動脈壁の細胞に作用して、化学親和性を抑えるはたらきがあるようです。

 

ルテインという成分は、眼や肌を光から守ってくれるだけではなく、現代人の深刻な問題となっている動脈硬化にも効果があるようです。これからの研究に期待したいですね。